「iPad Pro(2018以降)」や「iPad Air(2020)」、「iPad mini(2021)」などの比較的新しめのiPadたちは USB Type-C が搭載されている一方、イヤホンジャック が廃止されています。
これらの機種は USB Type-C をイヤホンジャックに変換するアダプターなどがないと一部を除く有線イヤホンが接続できなかったり、アダプターの接続中はUSB Type-Cでは充電できないという問題が発生していました。
ワイヤレスイヤホンを使用すれば問題はないのですが、あえて有線イヤホンを使用したいという人もまだ全然いると思います。ということで充電+有線イヤホンの仕様が可能なアダプターを紹介してゆきます。
音楽ゲームをやったりするから、遅延や充電の必要の無い有線イヤホンを使いたいんだよね
Proという名称から多機能だと思い込み、イヤホンジャックくらいはついているだろうと思い込んで購入してしまった…
高い買い物をする時はちゃんと調べよう
目次
純正で充電しながら有線イヤホンが使用できるアダプターはないの?
残念ながらApple純正でUSB Type-Cから有線イヤホンと充電が同時使用できるものは現在ありません。Lightningケーブルから有線イヤホンと充電が同時にできるアダプターは過去に販売されていたことがありましたが、USB Type-Cのものは今後の発売される可能性はかなり低いと思われます。
過去にLightningでは作られたからUSB Type-Cでもワンチャンある?
Lightningのアダプターに関してはAppleの独自規格なので仕方なく作ったところはありそうですが、USB Type-Cに関しては独自のものではないので今からわざわざアダプター作ることは期待できないね。
【厳選3種】変換アダプターのおすすめ
【安価】コードが手前に伸びているタイプ
おすすめな点
- ほかのタイプの製品に比べ安価
- USB Type-Cからコードが伸びているためケースを選ばない
- Type-C端子のAndroid製品も使用可
イマイチな点
- iPad を縦持ちしながら充電した際手前にコードが伸びるため気になる
(L字のアダプターなどを使用するなど工夫が必要)
基本的にこのタイプは安価でとりあえず充電しながら有線イヤホンを使いたい!な人におすすめ。コードが伸びているのでiPadに密着するタイプとは異なり、iPadを囲むようなケースカバーをつけていても使える一方、縦にiPadを持ちながら使おうとすると手前にコードが伸びてくるので使用中少し気になります。Type-CをL字に曲げるアダプターなどを一緒に購入することでかなり使いやすくなりなります。
L字のアダプターは↓のような製品が安価で手に入ります。
【オススメ】Anker PowerExpand Direct 6-in-1 USB-C PD メディア ハブ
おすすめな点
- 知名度の高く信頼できるAnkerの製品
- USB Type-A,SDカードなども使用できるのでiPadで作業するならイヤホンジャック関係なくおすすめなアイテム
- イヤホンの接続が途切れるような認識不良は一切なし
イマイチな点
- 有線イヤホン+充電がしたいだけな人にとっては機能過多+価格が高め
- iPadに直接くっつくように接続するのでケースによっては使用できない
- イヤホンジャック抜き差し時のみノイズが発生する
- (おそらく)最小音量が大きめ
いわずと知れたAnkerの製品。充電器系統での実績があるので安心できます。iPadにくっつくように接続するのでケースは選びますが、コードが伸びているタイプのようにぶら下がらないため見た目もスマートなのも◎。
イヤホンジャック、USB Type-Cだけでなく、USB Type A, micro SD, SDカード, HDMIも使用できる多機能なアイテムです。iPadで動画編集などの作業がしたいからProを購入した。という人におすすめです。
個人的に嬉しいのはイヤホンがちゃんと認識してくれて、充電を抜き差ししても音声が途切れることなく動作してくれることですね。
え、ちゃんと動作するって普通では?
残念ながらコードが伸びていないタイプのアダプターだと意外とないんだ…
【音質も求めたいなら】Ikko Music Patch ITM05 DOCK SET
おすすめな点
- ヘッドフォンアンプなので音質向上が期待できる
- 端末の裏に張り付くタイプなので画面の周りに出っ張ってこない
- 付属のドックにより通常のヘッドフォンアンプとしても使用可
イマイチな点
- 有線イヤホン+充電がしたいだけな人にとっては価格が高い
- (高いのに)充電を解除したときにイヤホンの接続が途切れる(一瞬イヤホンが抜けた扱いになる)
- 裏に張り付けるひつようがあるのでケースの材質によって注意
値段が高くてもかまわないので、音質も気にしたいな人におすすめ。こちらはヘッドフォンアンプと呼ばれるもので、音声の出力を上げることにより、音質向上とノイズ軽減を行ってくれます。
今までのタイプと異なり、iPadの裏に貼り付け、少しだけ伸びるType-Cコードで接続するタイプです。これにより、コードが伸びていたり、ハブのタイプのように見えるところにくっつくわけではないので、使用してもほかのタイプより気にならないというのがポイントとして高いです。
iPadで作業することはあまりないので基本的にはこちらを使用しています。
T字型のイヤホンジャックアダプターのおすすめは?
本体に直接接続するタイプでイヤホンジャックと充電用のType-C端子だけがある商品もあり、このタイプの製品もいくつか使用して検証したのですが、そもそもiPad Pro に対応していなかったり、対応しているとの記載があっても使用していくうちにイヤホンが認識しなくなってしまうものばかりでした。
↓こういうタイプ( iPad Pro, iPad Air 非対応)
自分としてもこのタイプでiPad対応、ノイズなし、動作の不安定なし、比較的安価な製品を探しているのですが今のところ見つかっていません…。
【余談】ゲームがしたいだけなら 10.2インチ iPad(9世代)でよい
自分は音楽ゲームがしたくどうせならなるべく高い性能でと思いM1チップのiPad Pro を購入したのですがイヤホンジャックがなく、満足のいく変換アダプタを探すのが大変でした。10.2インチiPad(第9世代)でも原神のようなスペックを要求されそうな3Dアクションゲームでない限りほとんどのアプリで十分に動くと思います。(その原神でも設定次第では十分に遊べたとの情報アリ)
もしiPad Pro を購入する予定でいるがイヤホンジャックがないことを知り、たまたまここをご覧になってくれた方で、動画編集や画像編集、絵を描く予定のない人は イヤホンジャックのある10.2インチiPad(第9世代)のほうをおすすめします。
Lightningケーブルおすすめに関してはこちらの記事で説明しています。
Appleはもう有線イヤホンを使用しないのか
Appleは有線イヤホンにもう興味はないのかな…
スマートフォンの中でも最初にイヤホンジャックを無くしたのはiPhoneですし、有線イヤホンはスマートではないと考えていそう。
無線イヤホンも進化してきているから頃合いをみて